芦原すなお:雪のマズルカ 三点(五点満点)

女探偵ハードボイルド物。
死別した夫婦という設定を「月夜の晩に火事がいて」から引き継いでおり、小説として読み比べておきたい。
謎解きの論理や謎解きの過程(サスペンス)などではなく、一種のキャラクター小説として評価した。
テーマ面は苦々しくやるせない終わり方で、もっと他のパターンが読みたくなる、同作家の他作品も抑えたい。