2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

風来のシレン3ポータブル プレイ日記その二 追加ダンジョン『ここでもシレン』の感想「ヌルゲーマーのボクにはぴったりです」

まずはじめに、ボクの歴代シレン・トルネコ・ポケダンでのダンジョンの好き嫌いは、 ○好き。暇があったら潜ってる。 魔法使い(猫2GBA) 月影村出口(GB1) 杖道(Win) さいごの○○(冒険団) ○普通。気分転換はこれ。 月影村出口(Win) テーブルマウンテン…

シレン3ポータブルプレイ日記その一「……」

研究室から帰った午後11時から朝の5時までプレイ。 その後、朝八時に大学に向かい、午後三時に帰宅。 帰宅後、PSPでラジオを聴こうと思い、メモステをPCにいれ、 その間のプレイ記録を間違えて消去する。 という楽しい楽しい、風来のシレン3ポータブルプレイ…

九月は謎×謎修学旅行で暗号解読:霧舎巧

シリーズ第六作目にあたる長編本格ミステリ。 例によってシリーズを利用したトリック一本勝負で、本格として出来がいいとは思えない。そもそも暗号解読自体が何だったら本格的でない、と感じてしまう。 面白い本格ミステリを書こうという気概は十分に伝わっ…

八月は一夜限りの心霊探偵:霧舎巧

予想外のトリックのサプライズが魅力的なシリーズの第五長編にあたる、本格ミステリ長編。 これはもうまさに、ミステリ史に残る壮大なトリック。前例の無さは勿論、予想外の度合いといい素晴らしいトリック。 ミステリとしてはトリック一本勝負で、作者お得…

七月は織姫と彦星の交換殺人:霧舎巧

ラブコメ要素多めなシリーズの第四長編にあたる、長編本格ミステリ。 前作に引き続き別シリーズとのリンクがミスリードになっているのは、上手かった。 しかし、ミステリとしてはこれといった魅力がなく、シリーズの要のおまけを使ったトリックもイマイチ。 …

六月はイニシャルトークDE連続誘拐:霧舎巧

作品の外にある仕掛けが面白いシリーズの第三長編にあたる,本格ミステリ. 今回は”おまけ”ではなく,本自体に仕掛けられたトリックが見所.サプライズとしてはイマイチ押しにかけるが,こういうトリックをやろうとする意気込みが嬉しい. ミステリとしても…

五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し:霧舎巧

本文の中ではなく、おまけの部分のトリックに魅力がある霧舎学園シリーズの第二長編。 今回もおまけに隠されたトリックは大したものではない。むしろ、不必要といってもいいぐらい余分なものだった。 また、前回と同じくフーダニットに関するロジックが丁寧…

四月は霧の00密室:霧舎巧

小説の外に仕掛けられたトリックが見所の霧舎学園シリーズの第一長編にあたる、本格ミステリ。 六月や八月のような大掛かりなトリックではなく、初回だけに普通のミステリでもありそうなトリック。 ただ、フーダニットに関するロジックは丁寧で、純粋に本格…

名探偵はどこにいる:霧舎巧

過去の事件を追う刑事を描いた本格ミステリ長編。「本格」ミステリとして一線級で、トリックや伏線も見事に決まっている。 メインのガジェットが殺人に関するミスリードや名前の位置のロジックと、どれも大掛かりな超ど級トリックというよりは、地味なトリッ…

名探偵はもういない:霧舎巧

読者への挑戦状がついた真っ当な長編本格ミステリ。小説としての面白さもあり、本格としての面白さもあり、どちらも高いバランスで成り立っている。 特に素晴らしかったは作者の本格観がよくわかる「探偵が《これは謎です》と指摘した点を論理的に説明できず…

ドミノ:恩田陸

チュンソフト信者としては「街っぽいなあ」と感じる、東京駅を舞台にしたチェーンストーリーの長編小説。 こういう物語では「最後への収束」が読みどころだと思うんだけど、そこがイマイチ楽しめなかった。 小説したりコメディしたりが多くて、もっとサスペ…

片眼の猿:道尾秀介

オーラスの叙述トリック一本背負いが見事なミステリ長編。 叙述トリックがミステリというより、小説のためにあるのが素晴らしい。 テーマを描き、小説を書くための叙述トリックというのは、本格の枠組みでは評価できない。けれど、ミステリという大きい枠組…

コロぱたプレイ日記「おつかいその23〜44」

「おつかい23『ちゃんと投げろ!』」 解法:ガチガチの微調整ゲー。ひまわりの頭を使ってボールを左に追いやる。 ●感想 微調整大変だった…… 「おつかい24『おりてこい〜』」 解法:台車でくるくる板を連鎖させ、二つ目の鉄球ふじ二号にあてる。その後台車を…

せせらぎの迷宮:青井夏海

短編連作のような長編日常物ミステリ。 現在と過去が交互に織り込まれている形式にあまり意味はなく、ただ単に過去を回想しているだけなのが残念。何か構成に意味があるようなトリックかと身構えていた。 ラストで明かされるイジメへの復讐と、それを受ける…

ひとがた流し:北村薫

三人の女性と彼女たちを取り巻く娘や旦那さんたちを描く一般小説。ミステリの趣はこれっぽっちもなく、ドストレートの小説だった。 どんな事情があっても、離婚して幼い子供と二人で暮らすことを選んだこと自体に嫌悪感を抱いてしまい。その後に続く展開や心…

さまよう刃:東野圭吾

少年犯罪の被害者の苦悩や周囲の悩みを扱った長編小説。加害者家族を描いた「手紙」と対になるように、被害者家族を描いている。 一応ミステリとしての密告者は誰か? というフーダニット要素があるものの、理詰めで考えるまでも無いもので、ミステリとして…

夜のピクニック:恩田陸

ミステリではなく青春長編小説。 428〜封鎖された渋谷で〜で「手遅れなんてありません。家族の間にゲームオーバーなんてないんですよ」という台詞がある。 この「家族の間」を「読書」に書き換えて、この登場人物に送りたい。本を読むことが手遅れだった、な…

片思い:東野圭吾

ジェンダーの問題を扱った長編サスペンス。 ベタな二転三転する展開で、確かに意外性はあるが、ミステリやサスペンスとしては弱い。手紙や秘密と比べると二段三段ぐらい落ちる。 肝心の小説している部分も「色々な人がいるよねえ」としか言い様のない展開で…

2010年ミステリ界五大事件

第5位「うみねこのなく頃に完結」 年越しプレイ中の方々が大勢いるであろう、うみねこ。 四年にわたる六軒島を巡るミステリもついに完結。 筆者は残念ながら地方通販組みのため、プレイできるのは二日辺りになりそう。 Ep7で語られたあのキャラの解答の裏に…