2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ANOS4Newはパズルなんかじゃない、ミステリだ! そしてノベルゲームでもアドベンチャゲームでもない。Advanced Novelだ!!!! ※アンテナやらRSSやらでタイトルを収得している人、ANOSのネタバレあるから注意してください。

ANOSはノベルゲームじゃなくて、アドベンチャゲームだから ミステリというよりはパズルに近い。 みたいなことを、何時だったか書いたけど。 やっぱり、ANOSはミステリだと思う。 ANOS6のオーラスもオーラスの大トリックは、当然ノベルゲームやアドベンチャゲ…

12RIVEN

9時間9人9つの扉に向けて打越予習企画の第四弾にして、Infinityシリーズの直系?の子供のノベルゲーム。 トリック自体は叙述一本背負いの上、フェアかアンフェアで言ったらアンフェアなトリックだと思う。 もちろん、本格ミステリではないのでその点だけで評…

海がきこえるの話。

今年はGWに忙しかったので、文化祭の時期に合わせて海がきこえるを視聴。 中学生ぐらいから毎年恒例なんだけど、今年からは大きいテレビで見るので、面白さも一際でした。 見るたびに発見があることでお馴染みの海がきこえるだけど、今年は 「里伽子」が持っ…

シャドウ:道尾秀介

叙述ありまっせ! って感じの長編ミステリ。 トリックは叙述一本背負いの上に、叙述も心の病に起因していて、小説としてはいいけど、ミステリとしてはなあ…… とミスリードさせておいての、真実は衝撃的で見事にだまされた。 二段三段構えの叙述トリックって…

金曜日恒例ホモ小説

少し早いかな、と思って出した炬燵だったが、思った以上に体は求めていたらしく、私もお父さんも彼もあっという間にコタツムリになってしまった。 彼が夕飯の支度をするの嫌がり、仕方なくイカの干物やらチーズやらを摘んでいたら、いつの間にか彼は眠ってし…

復讐者の棺:石崎幸二

これこそが新本格で、メフィストだよ! と叫びたくなるシリーズの第五長編ミステリィ。 そりゃ作家先生なんだからドレだけでも小説は書けるし、物語も書けるのに、あえて良い意味で手を抜く。 小説であるまえにミステリ、新本格ミステリとしては真っ当な考え…

スコッチ・ゲーム:西澤保彦

タック&タカチシリーズの第4長編にあたる、本格ミステリ長編。 作品の魅力である議論が非常に薄めで、タックの推理が真実なのかどうかをもっと議論して欲しかった。 ただ、今まで散々議論の末にタックが語る真実が出てきたのに対して、ほとんど無条件にタカ…

謎亭論処:西澤保彦

タック&タカチの第二短編集にあたる、本格ミステリ短編集。 ミステリの質がどうとか、シリーズ物としてキャラクタの心情がどうのこうのよりも「ウサコが結婚する」という未来が語られるだけで、その全てが吹き飛んでしまう。 結局、ウサコはレズビアンでは…

予定表。10月21日まで。

初期入力値 観測台数 観測区間長 乱数による発生 出発間隔 速度 計算に必要な値(説明が難しいな) 車頭間隔 出力 希望到着 実質到着 希望旅行 実質旅行 今日は出発間隔を発生させて、それぞれの車に格納するところまでやろう。

黒の貴婦人:西澤保彦

タック&タカチシリーズの第三短編集にあたる、本格ミステリ短編集。 依存への前置きとなるウサコ視点の短編があるので、刊行順を無視してコレを依存より前に読んでおきたい。 また、依存以後の物語が少し語られたりなど、ミステリとしての面白さはもちろん…

予定表

目標。『12月頭までの論文完成』 締め切りにはかなり余裕があるので、毎日確実に一つずつ終わらせていこうと思う。 10月21日まで。 1.既存プログラムのJAVAへの移行 →コンパイラとかのインストール 済 →配列 → 一様乱数の発生 →0〜2が発生した場合の処理の議…

パズラー 謎と論理のエンタテイメント:西澤保彦

タイトルどおりパズラーに拘った本格ミステリ短編集。 ベストは退職刑事のパステージュ、贋作『退職刑事』、これがしれっと、退職刑事の文庫に収録されていても、いつもどおりの面白さだなあ、と流してしまいそうなぐらい完璧だった。 ミステリ的には断然「…

傷物語:京都の二十歳

シリーズ二作目にして、前作の前日談にあたる、長編ライトノベル。 全編バトル! バトル! バトル! で戯言シリーズ後半と同じジャンプマンガノリだった。 ウルトラ可愛い忍野メメと主人公の絡みが一杯で大満足。 ミステリとしては特に何も無し。

偽物語:京都の二十歳

シリーズ三作目にして、一作目の後日談にあたる、長編ライトノベル。 御手洗がいない石岡、京極堂がいない関口、香月がいない木更津などなど、ミステリらしいテーマを扱っている。*1 このように、ミステリとホモカップルというのは切っても切れない関係なん…

化物語:京都の二十歳

アニメが大好評なもう京都の二十歳ではない人が書いた短編集。 ベストはままミステリとして読める、二本目のまよいマイマイ。 そのほかはミステリではなく、キャラクタ小説やライトノベルの趣が強いものの、京極リスペクトと思えばミステリと思えないことも…

依存:西澤保彦

タック&タカチシリーズの第五長編にあたる、長編本格ミステリ。 シリーズキャラクタのエピソードと、数々の事件が”テーマ的”に一点に集まる構成が凄すぎる。 京極堂とか伊坂幸太郎みたいに、ストーリーとキャラクタが一点に集まる小説は数多くあるけれど、…

身代わり:西澤保彦

待ちに待たされたタック&タカチシリーズの最新刊にして、第六長編にあたる長編本格ミステリ。 シリーズキャラクタの展開であるとか、お馴染みのジェンダー問題や家族愛の話より、ミステリに寄った作品。 だのに、魅力の一つ「議論」のシーンが非常に短い、…

09年11月

ひだまりスケッチ 本編と関係ないですが、双子のお姉さんがやってるエロゲを求めて 名古屋近辺を歩き回るも全く見つからずイライラしていたんですが、 DL販売が開始されるようなので、それをまとうと思います。 ラッキーブレイク ひだまり、GAに続くキャラッ…

子羊たちの聖夜:西澤保彦

タック&タカチシリーズの第三長編にして、シリーズがシリーズとしての意味を持ち始める長編ミステリ。 小説としては、自殺した者を追いかけていく過程で、そのキャラが描写されないにも関わらず、間接的に描写されていくという展開の妙が面白い。 そういっ…

麦酒の家の冒険:西澤保彦

タック&タカチシリーズの第二長編にあたる長編本格ミステリ。 昨日「論理の枝葉を議論で刈り取る」といった意味の文章を書いたけれど、より正確に書くなら「妄想によって伸びた枝葉を、議論と論理で刈り取る」と言い直した方が正しい。 追加した「妄想」と…

彼女が死んだ夜:西澤保彦

タック&タカチシリーズの第一長編にして、時期系列的にも最初の物語。 キャラクタ達の思惑がタックやタカチたちの「見てきたような嘘」の中で二転三転していき、最終的に驚きに落ち着く構成は、シリーズ第一作から変わっていない。 このシリーズの魅力、ひ…

誕生日記念クイズの正解発表。

ミステリ編 問題その一 1.「 「紹介するわ。私の姪……。この子が、○○です」 」 6.「今はもういない:森博嗣」 2.「 「――その通りです」 と、○○さんの声が云った。」 5.「過ぎ行く風はみどり色:倉知淳」 3.「 「晩飯うまいの用意してるからさ、一緒に帰ろう。…

雑談

シレン2最果て。 力は30台。 トド盾に、金、山彦、弟×3、眠。 モン壷でなかったものの、白紙+水がめもあるし、復活も五枚もある! 特殊能力対策にばっかり気を配りすぎて デブートンエリアからの、パワーについていけずジリ貧に。 ドシャブリやシハンに杖を…

428〜封鎖された渋谷で〜 2:北島行徳

チュンソフトが開発したサウンドノベルの最新作のノベライズ。 今回も原作のライターである北島行徳が書いてるだけあって、違和感なく読めた。 注目の追加シナリオ、迷天使編はまだまだ助走で、面白さの布石を打っているところ。 これを読んでおけば、428本…

たつき誕生日記念。たつきに薔薇をクイズ。

ミステリ編5問 ポケモン編2問 チュンソフト編2問 たつき編1問 の計10問です。 たつきに薔薇をを構成している、四つの要素に関する問題を君は全部解けるかな!? ミステリに関しては、重大なネタバレを含んでいますが、 何のネタバレかをばらすと、クイズ…

殺人症候群:貫井徳郎 四点(五点満点)

多数の視点から幾つかの殺人を描く長編小説。 700Pもの文章に明確な意味があって、どの視点も欠かすことの出来ない要素で、そして何よりシリーズの前作、前々作すらも意味がある。 ミステリとしては叙述一本ではあるものの、小説として、シリーズ作品として…