2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ミステリクロノ:久住四季 五点(五点満点)

特殊な独自設定を使った本格ミステリ、というのを期待して読むと肩透かしを食らう。 独自設定を使ったダニットが非常に弱い上、それを踏まえた上での心理を推理する展開もいまいち面白くなかった。 やろうとしていることは面白そうなのだけど、実際に動いて…

暇だから個人的リーフライターのベスト作品を選んでみた

○高橋龍也:リアライズ 次点はリメイク痕の追加シナリオ。 レイナナとToHeartPSあかりも捨てがたい。 もちろん雫もまじアンなつみも面白いんだけど、彼らしさという面では、リアライズがやっぱり一番。 ○竹林明秀:ToHeartPC琴音 次点はTHPS志保。 アビスの…

塔の断章:乾くるみ 四点(五点満点)

伏線を詰め込めばいいってもんじゃないだろってぐらい、大量の伏線やミスリードが張られた骨太な作品。 骨太なんだけど、その骨の周りについた肉がラストのオチ一本にのみ盛られてるため、小説や本格要素は非常に薄い。 ただ、一点集中の姿勢であるため、再…

セカイのスキマ:田代裕彦 次読んでから考える(五点満点)

京極夏彦の京極堂シリーズや甲田学人のMissingシリーズとはまた違った、妖怪や怪奇の見せ方が面白い。 ただミステリよりは、文芸設定の方に赴きをおいているようで、少し求めているものとは違った。 あとラブコメというか萌え描写というか、ミステリでそうい…

臨場:横山秀夫 五点(五点満点)

組織小説としても本格としても面白い短編集、自分のベストは餞。 ミステリとしては地味なロジックを使いまわすというさらに地味な展開を、小奇麗にまとめた赤い名刺が面白かった。 ただ、餞の人情物的な魅力が好きなのでベストに選んだ。 この作品集は少しい…

世界樹の迷宮Iをはじめました。

現在3階層の13Fに突入したところ。 少しレベルをあげすぎたのか、PT構成がガチすぎるのか、あまり高難易度とは感じない。 ギルドとくしゃにか ○ファイター:おおた 斧を使わせてます。 ダブルアタックがおいしい。 ○パラディン:ひろみ 各種属性ガードは習得…

ナイトウォーカー:ゆうきまさみ

ゆうきまさみの書く私立探偵菅道真シリーズ。 今こうして読んでみると「警察」「マッドサイエンティスト」「人形」「組織」などといった、新バーディーでも描かれている要素が描かれているのが面白い。 特に興味深いのが、ゆうき作品にはあまりいない「組織…

ゆうきまさみの作品間リンクについてのまとめ

そこらかしこに出てるあ〜ると鳥坂先輩はただのお遊びだと思うので、乗せてません。 土ワイ、パト、じゃじゃ馬辺りに出てると思います。 ○旧バーディー←→あ〜る リンクポイントは単行本未収録の短編と、単行本ラストに少し。 ○新バーディー←→パトレイバー 室…

TODを更新しました。

TOD http://aukusoe.blog104.fc2.com/blog-entry-10.html コメントや概要に関してはまとめを観覧ください。

あいにくの雨で:麻耶雄嵩 三点(五点満点)

"青春ミステリ"としての面白さは抜群。 ミステリや青春小説ではなくなて、青春ミステリとして面白いのは珍しい。 ミステリパートと学園パートが密接に関係しあい、小説へと昇華していく様が見所。 と褒めてみたが、ミステリパートのトリックは少し投げやりす…

ラストホープ:浅暮三文 三点(五点満点)

老婆三人娘に萌えながら読むのが正しい読み方。 と推奨しても問題ないぐらい、老婆たちのキャラがかわいらしい。 小説としてのテーマもあるようだけど、上手く読み取れなかった。 老婆萌えはともかく、ちょっとやおいっぽい主人公達など、なんだかキャラクタ…

ゲッベルスの贈り物:藤岡真 四点(五点満点)

叙述トリックの一本背負いにやられたので、点数は高め。 小説的には思わず引くぐらい熱かった。 それにしてもみっくみくにされちゃった。 ああ、なんかあまりにも内容のない感想なんだけど、作品自体はくらくらするほどぎっしりです。

犯罪ホロスコープ:法月綸太郎

解法のロジックよりも、意外な結末の導入よってガラっと変わる世界観が魅力的だった。 都築道夫の退職刑事のような、悪く言うと無味無臭の世界観だからこそ出来る、意外な結末の使い方だろう。 キャラクタや奇妙な謎の臭いを前面に押し出さず、あくまで言葉…

深水黎一郎:ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ! 四点(五点満点)

フェアかアンフェアかでいったら、ギリギリフェアだとは思う。 ただそんな些末なことを吹き飛ばすぐらい、面白い作品だった。 特にいくつものエピソードが最終的に一点、それもトリックの方向に進んでいくのは圧巻。 一発ネタを一発ネタで終わらせない、作者…

似鳥鶏:理由あって冬に出る 一点(五点満点)

青春ミステリは案外敷居の高いものだと実感させられた。 小説としての面白さと、ミステリとしての面白さのどちらかが欠けても、満足できない上に、それらが複雑に絡み合う様が魅力的だからだ。 この作品では、ミステリ部分(トリック)が小説的テーマと特に…

ポケモンの話

タネボーの孵化中。 なんと4Vが生まれた。 なんだけど、肝心のすばやさがあまりにも低いので 調整すると、他の3Vと能力値があまり変わらない…… さらに性格補正が何にも無しなのはなあ。 これで♂なら使いまわせるのに、♀…… 努力値配分、性格共に悩み中。 今考…

鈴木雅洋:まかせてダーリン 二点(五点満点)

トリックの捻りのなさや、ストーリーの起伏のなさはさておき、ロリっ娘のパンツが見えるという一点のみで評価したい。 評価したいが、中学生をロリっ娘だと言えるほどボクは人間が出来ていない。 園児〜低学年辺りにしておけば、雑誌にのみ掲載された未収録…

伯方雪日:誰もわたしを倒せない 五点(五点満点)

プロレスを題材にした短編連作。 短編連作らしい仕掛けも、短編ごとの切れも抜群。 特に序盤から何度もあるホモ描写がミスリードだった辺りに、腰を抜かした。 小説的な部分も興味深い内容で、小説としても短編連作ミステリとしても高いレベルでまとまってい…

ほしおさなえ:ヘビイチゴ・サナトリウム 四点(五点満点)

ミステリの基本中の基本「登場人物が知っている情報の差異」を上手く、畳み掛けるようなどんでん返しの連続に繋げている。 特に情報の差異に関しては徹底して、多彩な展開を見せていて面白い。 ただ青春ミステリ、としては軸がぶれすぎているし、何より「大…

おとまりしてきます。

でかけるので更新はオヤスミします。 「おとまり」ってヒビキだけで、ちょっとえっちい。 スマブラXはじめました。 キャラはデデデ、ロボット、プリン。 特にロボットは萌えキャラです。 萌えキャラがいないと嘆いているみなさん。 ナナ(唯一の幼女)を使っ…

歌野晶午:葉桜の季節に君を想うということ 三点(五点満点)

この作品を評価するポイントは「叙述トリックの上手さ」とか「そこから派生するテーマ性」とか「それを踏まえた上での青春小説としての趣」とか、そんな所じゃあないと思う。 もう酷く直接的な表現をしてしまえば「*1アンチ青春小説」とまで断言してもかまわ…

誕生 DebutのOVAを見た。

富永み〜なの演技がどうとか 望月演出らしさとか 脚本の完成度の高さとか そんなことを吹き飛ばすぐらい、きちじょうじ駅のインパクトは凄いw それにしても面白かった。 30分のまとまり具合とか、かないみか(が演じてるキャラ)の可愛さとか、その辺りを考…

汚物の天使栗剥いて能登:46話「私のすてきなスカトロニスト」

○今ままでのあらすじ 林沢不可は10歳の女の子。 ある日トイレがつまってあわてている変態ビンビンの代わりに AV女優能登ミコとしてAV業界に殴りこみ! 初めての撮影のときにであった奴隷候補のまひるとひなたと共に、世界一のAV女優を目指すこととなった。 …