2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

08年10月

ひだまりスケッチ ゆのが百合っぽく見えるのは、中の人の影響。 だと思う。 とらぶるクリック 待望の部長話。 部長スピンオフが出ても追いかけたくなるぐらい面白かった。 ラジオでGO メガネ祭りですよメガネ祭り。 すんごく今更だけど、ファショナブル?な…

金八完全版を再読した

楽しいなあ、この世界にずっといたい。 と思わせる理由はなんだろうな? みたいなことをずっと考えてた。 弟切草みたいに、いろんなジャンルがごった煮になってるわけでも かまいたちみたいに、一本筋が通っててかつ、読者に考えさせる手法があるわけでも 街…

奇遇:山口雅也

哲学や物理学などの学術的な話題がふんだんに織り込まれた長編ミステリ. これをミステリとして受け止められるか? という作者からの挑戦じみたものを感じる. 後期クイーン問題に挑んだ作品,というよりは挑む前の下準備だろう. メタ設定に行くのでなく,…

青葉の頃は終わった:近藤史恵

自殺した友人の謎を追う,という青春ミステリ. このテーマはどうしてもセリヌンティウスの船との関連を語りたくなる. 石持がミステリ寄りのアプローチをかけているのに対して,近藤は小説寄りに感じた. 作品としてどうこう,テーマがどうこうよりも,百合…

The Manzai:あさのあつこ

漫才を軸に展開する青春小説。 どちらかというと児童文学寄りで読みやすかった。 ホモ臭い内容もそれほど気にならず、むしろ少しだけ応援したくなった。 本編とは何ら関係はないのだけど、ドラマCDの配役が絶妙なので、是非聴いてみたい。

三人目の幽霊:大倉崇裕

落語をテーマにしたミステリ短編集。 日常の謎物でミステリ要素は可もなく不可もなく。 小説としても特に山があるわけでもないので、語りづらいが雰囲気小説(今考えた)として十分面白かった。 あと主人公の性別を二話目を読むまで男だと勘違いしていて、読解…

本は読んでる

感想を書く暇もある。 けどやる気がない。 JPY。たつきです。 ひぐらしの人は後期クイーン問題に対して自覚的だったみたいですね。 秦うんたらの推理小説みたいにならないことを祈ってます。 明日ぐらいからは通常更新ってことで。

蒲生邸事件:宮部みゆき

作者お得意の少年一人称による青春小説とSF要素がうまく合致している長編ミステリ。 本格やミステリよりも青春小説に大きく寄っていて、殺人事件はあまり本編と関係がない。 その上SF要素もあくまでテーマを描くために必要なだけで、それを利用した意外な展…

ANOS6読了「ノベルゲームの限界ってどこだよ!!!」

正直な話。 雨格子の館をプレイして 「ANOSはすげーけど、ノベルゲームとしての終点はそろそろ見えてきたんじゃないかなあ」 なんて感想をいだいてしまうぐらい、雨格子の館は正解に近いノベルゲームだった。 けれど、ANOS6をプレイして 「ノベルゲームの可…

ANOSは未来…かな?

310 名前: 名無し [sage] 投稿日: 2008/08/12(月) 00:18:17 ID:6JklTW0r いい加減だらよをエロゲと勘違いしている奴うぜぇ エロゲじゃないし 逆転裁判の方がよっぽどエロゲ 322 名前: 名無し [sage] 投稿日: 2008/08/12(火) 00:30:40 ID:Fq/5e9ej エロゲ…

ようやくANOS6を注文した

長かった、というか忙しかった。 問題は届くまでに、 リプレイが完了するかってことだなあ。 JPY。たつきです。 当初の予定では、今週中にクリアする予定だったんですが さまざまな複雑な要因が重なり遅れに遅れて注文。 改めて自分のだらよ考察を読んだりし…

必要なリアリティと必要じゃないリアリティ

○必要 バビロンプロジェクト ○不必要 レイバーはね飛ばないよ 何故レイバーが広く浸透したのか? という問いにリアリティを持たせるための バビロンプロジェクトという設定は必要。 でも、レイバーという作業機械が飛べるわけがない! というリアリティは 「…

リング:鈴木光司

映画化ドラマ化もされた有名な長編ホラー小説。 ホラー小説としての怖さや、ミステリ的な謎解きやロジックよりも、クライマックスの利己的な自分を肯定する過程が印象的だった。 死んだ者の意思を汲み取るという、ある意味続編にも繋がる要素を短い文章なが…

お茶引いて帰る ってどういう意味?

本を読む以外なにもしたくない とか言いつつ小説書いてます。 食糞占い師が占いしないどころか、食糞すらしないという、衝撃的な小説の続き。 こうして中途半端にリアリティ(食糞占いなんてねーよ! ってリアリティねw)を求めてるから、イマイチぱっとし…

探偵になるための893の方法 1巻:我孫子武丸

新本格作家原作のミステリ?コミックス。 今回収録されていたエピソードは、トリック一発もので、ミステリとしての面白さはあまり感じられなかった。 ただそんなことよりも、社長と主人公の801な関係だけで読む価値はあった。 特にこの漫画と関係ないですが…

ステップファザー・ステップ:宮部みゆき

家族をテーマにした連作集。 さすが宮部みゆき! と絶賛したくなるほど、直球な感動がある作品。 特に素直になれない男が自然と本音を口にしてしまう「ロンリー・ハート」がベスト。 この感情を吐露するシーンは、女性作家らしい男性観である意味、福井の熱…

亡国のイージス:福井晴敏

現代日本を舞台にしたアクション小説。 シリーズ物でありながら、明確なシリーズキャラを置かずに共通設定だけで書いていて、福井世界観ともいえる独自の世界観が色濃く出ている。 一つのテーマを貫いているだけに、啖呵を切るシーンが過去作品を彷彿とさせ…

街でいちばんの探偵:司城志朗

ハードボイルド調の長編ミステリ。 作者が言っているように、キャラ立ちがしっかりしていて、特に主人公の似非ハードボイルドの魅力に引きずられて最後まで読めた。 ミステリとしては二転三転するサスペンスな展開で、中でもダメな中年たちの真の姿には驚い…

来年はセラフィムコールアニメ放送から十周年ですよ

面白いかどうかとかより、DVDに入ってる話数が少ない! という印象が強い。 そらDVD売るためには仕方ないけど、一本一話はひどいよ…… (本放送は見てなかった) JPY。たつきです。 ポルフィの長い旅がようやく面白くなってきた。 アニマックスで視聴してるの…

夢にも思わない:宮部みゆき

作者が得意とする少年一人称の青春ミステリ。 恋愛物から一気に友情物へシフトしていくのは、女性作家らしい作風だと感じた。 ミステリ要素を取っ払って、純粋な青春小説としても通用するぐらい小説していた。 いい意味でミステリらしくない作品だが、意外な…