リング:鈴木光司

映画化ドラマ化もされた有名な長編ホラー小説。
ホラー小説としての怖さや、ミステリ的な謎解きやロジックよりも、クライマックスの利己的な自分を肯定する過程が印象的だった。
死んだ者の意思を汲み取るという、ある意味続編にも繋がる要素を短い文章ながら重苦しい小説になっている。
シリーズとして気になる余韻もあり、さすがベストセラーと手放しで賞賛したい。