2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

シレン4までにやっておきたいこと

優先度順。 ○シレン2 最果て。 あかず、もののけ王国コンプは完了したので、残るダンジョンは最果て。 中腹99と裏神社もあるけど、とりあえずは最果て。 年内にはなんとしてでもクリアしよう。 ○シレン3 購入。 チュンソフト開発のゲームで一切触れたこと無…

誘拐症候群:貫井徳郎

二つの誘拐事件を描く警察小説のようなサスペンス長編。 二つの事件は共通する小説的なテーマを掲げているものの、構成要素の全てが同じ方向を向いているわけではないので、統一感の無さを感じた。 前作から引き続く家族愛みたいなものを書くのなら、加害者…

失踪症候群:貫井徳郎

表に決して出ない警察組織の裏の人間たちを描く警察小説のような、ミステリのような、サスペンスのような小説。 正直いって、イマイチぱっとしない作品だった、作者お得意の叙述トリックがあるわけでもなく、本格ミステリの趣があるわけでもなく、いたってオ…

CANAANのマリアはタマじゃない。428のマリアもタマじゃない。でもCANAANのマリアは428のマリアである。

428でタマの心の声は数多くあったものの、他の主人公と比べてマリアとしての心情は文量が非常に少ない。 記憶を取り戻した後の最終章でも大沢父との会合はほとんど台詞だけで、地の文はほとんどないし 最後のアルファルドとの決戦でも「カナンと一緒にいるに…

トリックスターズL:久住四季

独自設定を加えて、それを踏まえたうえで本格ミステリをやる、ライトノベル長編。 今回も”魔法”という独自設定を上手くミステリに落とし込んでいて、ライトノベルというよりはミステリとして読めた。 フーダニットやハウダニットではなく、ホワイダニットと…

CANAANと428「憎しみの連鎖を断ち切るということ」

428の小説としてのテーマは何? と聞かれたとき 大沢親子や遠藤親子の家族愛であるとか、正義のあり方とか、色々な意見が出ると思うけど なんといっても最終章でマリアの出した結論 「憎しみの連鎖を断ち切るということ」に尽きる。 これは、ミノさんシナリ…

トリックスターズ:久住四季

独自のSF設定を利用したSFパズラーミステリ風味の長編ライトノベル。 風味、と卑下するような言い回しを使ってしまったけど、ミステリ要素はぎっしり詰まっている。 特に魔法に関するロジックは地に足が着いていて、議論も丁寧に文量を使っていて大満足。 新…

金曜日恒例ホモ小説

「崇って呼んで下さい」 「……伊福部君なに言ってんの?」 「伊福部君じゃなくて……崇って……」 「えーうそでしょー崇って祟るって書くんだね」 「そんな話してません!」 「……叩くなって」 「いつも叩いてるのは小野坂さんじゃないですか!」 「……昌也って呼べ…

はじまりは青い月:新庄節美

ミステリではなくサスペンス+アクションの怪盗物長編小説。 恋愛物の要素もあって、無難に話もまとまっていてまま面白い。 面白いけど、面白いだけで何と感想を書くことが思いつかない、良い意味で頭を空っぽにして楽しめた。 全く本書とは関係ないのだけれ…

最近の欲しいゲーム

チュンソフ党員を目指す者としては、電話関連はともかく 自社ブランドからリリースしてるのぐらいはコンプしておきたい。 ドラクエやテトリスやドアドアやポートピアやファミコンジャンプもコレクションアイテムとして欲しいところ。 けど、とりあえずは自社…

龍の館の秘密:谷原秋桜子 四点(五点満点)

物理トリック一本勝負の本格ミステリ長編。 本編である長編は、物理トリック一本ではあるものの、フーダニットがそこそこにロジカルで悪くは無い。 それよりも評価したいのがおまけの短編「善人だらけの街」で、信頼の置けない一人称を議論のうえ探偵が考察…

砂の城の殺人:谷原秋桜子 一点(五点満点)

クローズドサークル物の長編ミステリ。 人物誤認のトリックに物理トリックといったミステリ要素の上に、殺人鬼から逃げるサスペンス要素が重なっていて、読み所はわかりやすい。 その上、シリーズ作品としても恋愛パートに一応の結論が出ると、停滞していた…

修羅の終わり:貫井徳郎 三点(五点満点)

叙述ありまっせ! って感じのモジュール形式の長編ミステリ。 結末までの道中は非常にミステリで、どう転ぶのか、どう叙述をかますのか、と終始ワクワクして読めた。 肝心の結末は、ミスリードがバッチリ効いていて、800P中半分ぐらいはミステリのためのミス…

家族の行方:矢口敦子 一点(五点満点)

失踪者の探索というサスペンスな展開の長編小説。 ミステリ的には要素がほとんどなく、所謂衝撃の事実とミスリードだけでよく400Pももたしなあ、と逆に関心してしまう。 ただし、小説としては真っ当で、家族というテーマを多彩な視点で様々な答えを出してい…

金曜日恒例ホモ小説。

「伊福部君ってポアロで何してるの?」 「歌ってますよ」 「ふーん」 「何です、その顔」 「いや、ボクは君たちの曲を正直マジメに聞いたことあんまないけど、歌ってたかなあって」 「歌ってますよ!」 「ふーん」 「『燃えるような真っ赤な空の下』」 「あ…

被害者は誰?:貫井徳郎

被害者、目撃者、探偵をフーダニットするという一風変わった本格ミステリ短編集。 ベストは「探偵は誰?」フーダニット物の短編としてキレがよく、作者おなじみの叙述めいたトリックもきいている。 またシリーズであることを利用した名探偵は誰も、シリーズ…

愚行録:貫井徳郎 三点(五点満点)

インタビューでのみ構成されている長編ミステリ。 ミステリとしては、ラストのサプライズ一本で、謎解きの過程のような本格な楽しみは全く無い。 小説としては、いわゆる考えさせられるオチって奴で、書いてあることをそのまま鵜呑みするタイプなので、消化…

追憶のかけら:貫井徳郎

サスペンス仕立てに物語が一転二転と展開していく長編ミステリ。 作中作である自殺した作家の手記の出来が非常にすばらしく、サスペンス部分以上にそちらが面白かった。 相変わらずミステリとしてはサプライズに寄り過ぎていてあまり楽しめないが、それを補…

西澤読み返し週間

タック&タカチがウン年ぶりの新刊だそうですね。 ほにこないだ、シリーズの読み返しは終わったので、次は単発SFパズラーを読み返すつもり。 ボクのベストは「瞬間移動死体」 ミステリとしては弱い謎だけど、小説として面白いと思う。

七回死んだ男:西澤保彦

西澤保彦の単発SFパズラーシリーズの第一作。*1 国産ADVで一時期大ブームになった「ループ」を題材にした本格ミステリ。 この本格ってのがキモで、サスペンスやサプライズによりがちなゲームと違って、しっかりと「ループ」を本格的に処理している。 西澤のS…

手焼き煎餅の密室:谷原秋桜子

シリーズキャラクタたちの前史が描かれる短編連作集。 短編連作らしい作品を通して仕掛けられる謎解きは見事、かのこは物理トリックが混じらない推理が得意なのかな。 ただ、短編それぞれのトリックは少し面白みが薄い、見間違いや物理トリックなどがメイン…

CANAAN 09話「過去花」感想

○父?登場。 思わずモン壷を投げたくなりましたね。 完全に繋ぎの回。 次はハッコー×サンタナ、リャン×αと心情と話が大きく動く模様。 最終的に、CANAANオリジナルキャラはユンユン以外は死ぬのかなあ。 共感覚がなくなったのは、作劇的には何の意味があった…

メモ。

ヤミカラス♀ ようき ふみん HP : 27 攻撃 : 31 防御 : 5 特攻 : 4 特防 : 26 素早 : 31 AS。 調整はメンドイ。 耐久ふっても、ブレバだから計算くるうからいいかなあ、と思った。 コンセプトがDPt時代と駄々被りなので、あえてNNは我孫子のままで。

極限脱出 9時間9人9の扉 ノナリゲーム対策室その三「ナンバーの組み合わせ 5人組み編」

※ 最新の更新に対応しているのはコチラです。 足し算が非常に苦手なので、ノナリゲーム対策にナンバリングドアを開けられる組み合わせのリストを作ることにします。間違いがあったら教えてください。 ナンバー対応リスト 5:淳平 6:紫 公式サイトの更新に合…

スペース:加納朋子 五点(五点満点)

中編連作青春恋愛小説、のような姿かたちの中篇連作ミステリ。 シリーズ作品であることを利用したトリックはすばらしく、文句なしに満点を付けたい。 ミステリとしてのオチを踏まえなくても、小説としてシリーズキャラを客観的に見るスタイルが、タック&タ…

HGSS環境での悪PT育成計画

一部の解析サイトでタマゴ技が判明したので、めぼしい悪ポケの育成計画を立てておこうとおもう。 ○シザリガー ようきAS りゅうのまい たきのぼり かみくだく ばかぢから ばかぢからとの相性悪いけど、範囲の広さで採用、雪雪崩はもっと相性悪いし。 剣の舞よ…

極限脱出 9時間9人9の扉 ノナリゲーム対策室その二「ナンバーの組み合わせ 4人組み編」

※ 最新の更新に対応しているのはコチラです。足し算が非常に苦手なので、ノナリゲーム対策に ナンバリングドアを開けられる組み合わせのリストを作ることにします。 間違いがあったら教えてください。 ナンバー対応リスト 5:淳平 6:紫 公式サイトの更新に…

激アルバイター美波の事件簿 天使が開けた密室:谷原秋桜子 三点(五点満点)

ライトノベルレーベルから出版されている本格ミステリ長編。 本格ミステリの定義は人それぞれ色々あるだろうけど、この作品は一つの目安に使えると思う。 中身はともかくとして、謎解きの議論、トリックの意外性、そこに至るロジックなど、本格的な魅力が数…

極限脱出 9時間9人9の扉 ノナリゲーム対策室その一「ナンバーの組み合わせ 3人組み編」

※ 最新の更新に対応しているのはコチラです。足し算が非常に苦手なので、ノナリゲーム対策に ナンバリングドアを開けられる組み合わせのリストを作ることにします。 間違いがあったら教えてください。 ナンバー対応リスト 5:淳平 6:紫 公式サイトの更新に…

ななつのこ:加納朋子

ミステリよりも物語によって、日常ミステリ連作短編集にして、加納朋子デビュー作。 第三作目のスペース文庫オチに合わせての再読なのだけど、「あれ? こんなにミステリ味が薄かったっけ?」と感じた。 魔法飛行やアリスシリーズがミステリとしても、中々に…