夢にも思わない:宮部みゆき

作者が得意とする少年一人称の青春ミステリ。
恋愛物から一気に友情物へシフトしていくのは、女性作家らしい作風だと感じた。
ミステリ要素を取っ払って、純粋な青春小説としても通用するぐらい小説していた。
いい意味でミステリらしくない作品だが、意外な結末といい、操りといい、ミステリ要素は十分にある作品。