2008-02-26 臨場:横山秀夫 五点(五点満点) 四行ミステリ感想 組織小説としても本格としても面白い短編集、自分のベストは餞。 ミステリとしては地味なロジックを使いまわすというさらに地味な展開を、小奇麗にまとめた赤い名刺が面白かった。 ただ、餞の人情物的な魅力が好きなのでベストに選んだ。 この作品集は少しいい話が多かったようにも感じた*1、短編が多かったからだろうが、そこにアンバランスさを感じてしまった。 *1:餞、十七年蝉、黒星辺り