マテリアル・クライシス:仁木健 三点(五点満点)

平凡なキャラクター小説のようで、独自の世界観を描いた上での社会的なテーマを扱っている作品。
本格ミステリとは違う、サスペンスとしてのミステリ的魅力が十分ある。
独自の世界観は制限が多く、これからのシリーズ展開でこの縛りをどう扱うのかという楽しみもある。
もちろんキャラクター小説として読んでも面白いが、どれも平均点で突き抜けたところはなかったため、三点とした。