向日葵の咲かない夏:道尾秀介

ホラーのようなサスペンスのようなミステリのような、長編小説。
萌え描写なのか、叙述トリックなのかと疑いつつ読み進めて行き、結局叙述トリックに行き着いて一安心、と「妹の口調」にはハラハラさせられた。
けどこれが、ただの萌え描写でしたー、言葉遣いがしっかりした未就学児童萌えー、萌え萌えー、萌え萌えってパンダみたいー、って展開なら、それはそれでこのミスをとれそうな気もする。
というわけで、ミステリ界のペド王を決めるために未就学児童アンソロを作ってみてはどうでしょうか?
西澤が熟練の技を見せ、森が勘違いしたロリコン感を発揮し、浦賀がちょっと引くぐらいのリアリティで書き、乾くるみがまさかの百合展開で場を沸かす。
そんなアンソロジーが読めたらいいのになあ。*1

*1:四行でもなければ感想でもない