2007-11-14から1日間の記事一覧

歌野晶午:世界の終わり、あるいは始まり 四点(五点満点)

後期クイーン問題ないしは、名探偵の苦悩を明るく前向きに肯定した作品。 興味深いのが、フレーム問題に関わる展開が毒入りチョコレート事件のようでありながら、実際は何の証拠も根拠もないただの妄想に終始している。 その点が本格ミステリとしては難癖を…