海がきこえるの小ネタから見る映像ミステリにおける伏線の張り方

海がきこえるの小ネタから見る映像ミステリにおける伏線の張り方
古い作品なので、有名な話題のような気もしますが、さっき見てて気づいたので、書いてみる。


ヒロインが離婚した父親の家を訪ねるも、そこに自分の居場所がなく
「壁紙なんて濃いグリーンよ」と当り散らすシーンがあります。
小説版ハードカバーだとP140
文庫だとP150。
http://www.geocities.jp/ohmu2rko/ocean_waves/zimaku2.htmlこのサイトで検索かけたらわかりやすいと思います。
(というか有名なシーンなので、見たことある人なら記憶に残っていると思います)


このシーンの少し前、父親の家を訪ねるシーンで、慌しげにマンションを出て行く女性がいます。
この女性が父親の元浮気相手にして、現本気相手なわけですが


なんと、彼女のズボンは濃いグリーンなんですね。


(ここにキャプ画像を挿入する予定でしたが、WMV形式だとキャプチャーが上手いこといきません
 助けて!)


濃くないって?
まーそうかもしれないけど、そう考えたほうが楽しいと思うのです。


この伏線の見事なことは、濃いグリーンをはいた女性が出た後で
「濃いグリーンよ!」という台詞があるところです。
台詞→絵 ではなくて、 絵→台詞なのです。


この手法の特徴は、気づかれにくいことです。


(どうして画像が先だと気づかれにくいか、を説明するつもりが、よくわからないので省略
 気づかれにくいと思わない? 思わないかな…… 思ってくれると嬉しいな)


とてつもないグダグダ感を漂わせながら終わる。
もっとちゃんとした文章を書きたい気もするのですが、そもそも、大好きな海がきこえるのこんな大事な事に気づかなかった自分が悔しいのです。
(悔しいとなぜ、グダグダになるのかは、秘密)


というわけで、海がきこえるの小ネタでした。
もしも、このことに言及してるサイトがあったら教えてください。