スパイラルアライブ二巻の感想

当然、雨苗が清隆に勝つわけもなく。
当然、ブレチルの問題が解決するわけでもなく。
当然、歩と「あなた」が幸せに暮らすわけでもなく。


やるせないなあ。


とりあえず、それぞれのキャラの目的を羅列してみよう。


○浅月
オルゴール事件の解決
亮子と仲良く → 本編を見る限り達成されず


○亮子
浅月と仲良く → 本編を見る限り達成されず


伊万里
沢村とラブラブ


○沢村
人殺し(雨苗)の救済
ブレードチルドレンの救済 → 本編を見る限り達成されず


○雨苗
清隆を超える → 本編を見る限り達成されず



とりあえず、どんでん返しの類を無視して読むと、キャラほとんどの目的が達成されないことが
本編での展開を見る限り明らかな気がします。
なにしろ、ブレードチルドレンの問題に対する答えは、本編ですでに提示されているのです。
(それも神(=清隆)が認める)


なので、アライブの焦点は
「血で汚れた手が必要な事件がこの先起こる」
という、歩の予想を補完する役割。


つまり「ブレチル以外の血で汚れた手はいらない」=「ただの人殺しである雨苗に救済の余地はない(歩説では)」
という展開に持っていくんじゃないかな、と予想します。


なぜ将来起こるかも知れない事件に対処できるのがブレチルだけなのか?
人殺しであれば、ブレチル以外でも対処できるのではないか?
という疑問に答える展開になるというわけです。