消えた山高帽子 チャールズ・ワーグマンの事件簿 :翔田寛

明治時代を外人の目線から描いた短編ミステリ。
事件の事実を巧妙に隠蔽する、主人公の新聞記事が面白い。
はやみねかおるの名探偵像に近しい作品で、非常に好感がもてた。
ミステリ的にはそれほど面白いトリックはなかったが、宗教が絡んだウェンズデーの悪魔のギミックは○。