心理捜査:山本ひろし

使い込まれたトリックをいかに美しく彩るのか?
これがミステリ作家らしさ、だとボクは思う。


それこそ、ダイイングメッセージを死の間際に思いつけるように
いわゆる一発ネタを思いつく可能性というのは、ダレにでもあるのだと思う。
けれど、それを何度も思いつけるほど、一瞬の閃きに長けた作家はあまりいないようだ。


だから、ネタの衝撃度やトンデモ度よりも、地味なネタをいかに上手に美しく見せるのか?
この点が優れている作家の小説は、何度読んでも面白いし、次回作にも期待がもてる。


なので、もっと山本ひろしさんのミステリが読みたいなあ。


JPY。たつきです。
四行ミステリ感想は

1:作品の概要
 ミステリではなく〜とか長編ミステリのシリーズ第三弾、とかそういう感想ではない話。
2:ミステリの度合いと小説の度合い
 ミステリにあまり寄っておらず、小説をしっかりしていた、とかそういう感想のようで具体性にかける話。
3:ミステリ的に注目したところ
 物理トリックをそれ一本で使うのではなく、ホワイダニットの謎解きがあってこその物理トリックになっている点が面白かった。とかそういう後から読み直すと、わけがわからない話。
4:面白ければ肯定、面白くなければ否定
 ミステリ度合いは深く、トリックにも驚かされたが、あまりにも小説が薄すぎた。とか、小説としては申し分ないが、ミステリとしてはさすがに評価できなかった。みたいな感じの2行目と同じことを言う話。


ってテンプレートに合わせて書くだけで、さすがにマンネリ化してきたので
適当なにそれっぽいことを書いてみました。
でも、四行感想は後から自分が読み返すのが楽なので、やっぱり続けるかも。