2009-09-02 Ever17 四行ミステリ感想 クローズドサークルでの脱出を二つの視点から描いた長編小説、ではなくてノベルゲーム。 内容自体はベタな時間誤認系叙述トリックで、それ単体は特筆するものではない。*1 ただ『一人称キャラに「立ち絵」は無い』というギャルゲーの常識をミスリードに使った点は、非常に評価したい。 ギャルゲーという構成自体にトリックを隠したという発想がすばらしく、同じ叙述トリックが使われたノベルゲの書淫や車輪に負けない点だと思う。 *1:最近だとイニシェーションラブ、ちょっと前なら十角、古ければ模倣の殺意、他色々