名もなき毒:宮部みゆき

誰か」の続編となる長編ミステリ。
なんだか今読み返すと、馬鹿にしたような感想書いてるけど、小説として深みがあって良いシリーズです。
一概に暗かったり重いテーマを扱うんじゃなくて、ほんわかした優しい空気の上で、そういったテーマを描いているからこそ面白いと思います。
僕はこういう、家族愛物には無条件で感動してしまう性質です。*1こういう小説を読んだ後は、親孝行がしたくなるなあ。

*1:一番好きなのは貫井の追憶のかけら。