2009-11-02 タイトルマッチ:岡嶋二人 四行ミステリ感想 誘拐物の長編ミステリというよりは、長編サスペンス。 ホワイダニット、フーダニット、ハウダニットのどれも重視されておらず、犯人を追う過程であるとか、誘拐された子供の親の心境であるとかが小説している作品。 意外な真相で二転三転する類でもなく、全ての文章が伏線! ってノリの凝った作品でもなく、あくまで小説だなあと感じた。 良くも悪くもミステリ要素凝ってこての作品とは違って、丁寧にキャラクタの描写があり、捜査の過程が描かれている小説としか言い様がない。