プレイ日記。忌火起草解明編。
細かいバージョンの違いや携帯アプリを除くと、唯一未プレイのチュンソフトのサウンドノベル
イマビキソウの解明編(wii版)を一年遅れで購入した。
自分はかまいたちの夜2から、チュンソフトのノベルゲームを避けて通っていて、
ここ最近、金八や夜×3といった良作をプレイして
「案外、世間の評判ほど悪いものじゃないのでは?」と思い直して、428をプレイしてチュンソフト熱が再発した。
という経緯で、今回イマビキソウを購入した。
wii版を選んだ理由は、完全版相当であることと、PS3を持っていないから。
さておき、本編の話。
一週目(赤ルート)を読了。
前評判として
「テンポが悪い」
「屋敷内がイライラする」
「出来の悪いホラー」
といった、マイナスイメージばかり入れていたおかげで、思いのほか楽しめた。
少なくとも、一週目に限定すれば弟切草よりも。
確かにボイスを強制的に聞かせられるのは、ストレスが非常にたまるし。
屋敷内でフローチャートが使えないのは、バッドエンドを埋めるのに難儀しそうだ。
シナリオ面に関しては、ベタなホラーながらビジョンの謎を解き明かそうとする辺り
なかなかに理性的でミステリ的だと感じなくもなかった。
もちろん人の油を使ったらなんで、ああなるんだ? という疑問がわかないでもないけど
そこはそういう「独自ルール」なのだと自分を納得させた。
ビジョンに関する現時点で判明しているルールと考察は以下のとおり
1.爪が黒くなる。進行度合いを示している。
→弘樹はやたらと進行が早い。ほかはキャンプ終わって数日後なのに、飲んだ日の夜には発症している。
→ということは、弘樹は本編開始前からビジョンを服用している?
→逆にほかの人たちが弘樹をだましている? 偽りの証言者問題に引っかかって、推理が進行しない。
2.男はアミが見える。女は好きな男にビジョンを飲ませたくなる。
→ビジョンでなくとも感染者の体液でもいい?
→香織はどうやって大量のビジョンを入手した?
3.ビジョンの主成分は健全
→いわゆる「呪い」的な物は検出されない?
→健吾の買ったビジョンは健全だが、他の誰か(愛美?)が呪い入りビジョンをどこかで混ぜた?
4.何故か主人公たちの大学でのみ呪い成分(苦味)の入ったビジョンが流行っている
→京介や愛美の策略?
5.進行がMAXになると、燃えて死ぬ
→ここに男女の差は無い様子。
→健吾の死因だけ炎ではない。
→健吾所持ビジョンは健全?
6.愛する相手が現実にいない女性はアミのヨリシロになる。
→二次元しか愛せない人はどうなる?
あくまで「ホラー」ということで、ミステリ的な目線を捨てて楽しむのが正解なのだろうけど
赤ルートでの設定は「共通設定」で、ここからグリグリと設定を弄って話が展開するのを期待したい。
弟切草やかまいたちと違って、ひぐらしのようなノリだと、ミステリ好きとしてはテンポの悪さを差し引いても満足できそう。
なんにしても、
アミの呪いを解くルール、愛美とアミと京介の関係、何故ビジョンを口にする前から奇妙なスクリーンを見たり落書きを書いたりするのか?
主人公たちの大学にだけほかとは違うビジョンが配られている?
辺りの謎が解かれることを祈って、次のルートに行こうと思う。
あと、萌えキャラとしては
正人×弘樹のBLを期待したい。
飛鳥×弘樹も可。
いや、京介×弘樹か!?
ちょっと受けっぽいよね、弘樹。